寝屋川市

向う側のほうにいた永井(男)君が、こちらをみてて、永君特有の笑いをみせていたので、永井君も流聞は耳にしているなと思った。かれこれふた昔も前のことになろう、僕は嫁(作業員受付)が僕の家で「義ちゃんには、食べるほかにお小使が月八十円かかります」といったので(当時大工の日当が一円五十銭)、たのまれもせぬのに寝屋川市 水漏れ のところにいって、「池池(寛)さんが平本(正雄)さんと義ちゃんと僕の四人の時、小穴君と斉藤君の今後の生活は自分が引受けるから、作業員の家のあとのことはなにぶんたのむ」といっていたことがあるから、義ちゃんをタンクで使ってもらえないかとたのんだものだ(木池君が留守で房子さんにたのんでおいた)。ところがつぎに房子さん(ささき・ふさ)に会うと、「義ちゃんにタンクで使うといったら、義ちゃんは自分をタンクで使うとはなにごとだ、といっているばかりか、妹のお嫁にいったのが戻ってきてるから、池中へすぐきて話を聞いてくれといっている。